京都府宮津市 天橋立ホテル

天橋立駅前に位置し、日本三景「天橋立」を一望できる天橋立ホテルは神々の遊湯と名付けられた温泉と四季折々の旬の味が楽しめる本格リゾートホテルです。
本館、別館の他にオーベルジュ (フランス語で宿泊施設のついたレストランの意)の3施設からなる同施設では補助金を活用した省エネルギー設備を導入し、エネルギーコストの削減

天橋立ホテル 施設概要
・本館 4階建/別館 6階建 52室(延べ床面積8,501m²)
・オーベルジュ 3階建 34室(延べ床面積708m²)
・室内大浴場
・屋外露天風呂

設備更新の概要

LED照明

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ロビー・廊下のハロゲン・白熱灯照明をLED照明に交換し明るい印象に。

ボイラー交換

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低効率のボイラーを高効率ボイラーに交換。ヒートポンプ給湯器を導入

個別ルームエアコン

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セントラル空調から、34室の個別ルームエアコンに切り替え、快適な個別空調を実現。

設備導入までの流れ

設備図面や現状のエネルギー使用料金を分析の上で現地調査を実施、そこから導入設備と削減可能なエネルギーコストを仮説設定で推測、自社に最適な設備更新プランを作成しました。
また、設備の導入に際して利用可能な補助金の申請を検討、実際の申請にあたっては外部の専門チームによるアドバイスを基に申請書類の作成を行い、導入までをスピーディーに推進しました。
また、設備の更新後も設備の適正稼働によるエネルギーコスト削減の最大化に努めています。

電気使用量8% 重油使用量20%の削減効果

今回の設備更新工事では、重油炊きボイラー2台の更新とヒートポンプ給湯機の新規導入によるハイブリッド化、非効率なセントラル空調から高効率個別エアコンへの更新、そしてロビー・廊下 照明のLED化を図りました。
さらにエネルギー監視装置を導入し、計測データに基づくエネルギー管理を行うことで、導入前後比較で電力使用量を8%、重油使用量を20%削減することができました。

経営戦略に基づく設備更新計画

今回の設備更新は、空調設備とボイラー設備の経年による中長期的な更新計画からスタートしました。
導入に際してはESCO事業者を活用し、資金的負担はほぼ0で推進することができました。
設備更新によりメンテナンスコスト(設備不良対応)も大幅に削減することができました。

お客様満足度向上と地域貢献のために

『このたびの設備更新によって、個室ごとの温度設定が可能となりました。
また、LED照明により明るくなったロビーや廊下によりお客様の印象がアップしていることと思います。』
と語るのは同ホテルの取締役の山河氏です。
同ホテルでは天橋立を守る会の活動として地域清掃活動などにも取り組み、お客様と地域の皆様に貢献できるホテルを目指しています。